二重窓(内窓)の防音効果とは?メリットや費用相場、選び方を解説|断熱リフォームコラム

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2026.10.20

基礎知識

二重窓(内窓)の防音効果とは?メリットや費用相場、選び方を解説

二重窓(内窓)の防音効果とは?メリットや費用相場、選び方を解説

「二重窓にすると防音ができるって本当?」

「内窓を設置して、断熱と防音のどちらも対策したい」

窓のリフォームを検討している方の中には、このような疑問や希望を持っている方も多いのではないでしょうか。

二重窓(内窓)にすることで、外窓と内窓の間に空気の層ができるため、防音効果はもちろん、断熱や結露の軽減など、さまざまな効果が期待できます。

この記事では、二重窓(内窓)の効果や選び方のポイント、費用相場、賃貸住宅で設置する際の注意点まで詳しく解説します。

二重窓(内窓)の基本的な仕組みとは?

二重窓とは、既存の窓の内側にもう一枚新しい窓を取り付けることです。内側に窓をつけることやサッシが二重になることから「内窓」「二重サッシ」も同様の意味で使用されています。

二重窓(内窓)は既存の窓を残したまま設置できるため、窓全体の交換に比べて施工負担を抑えられるのが魅力です。また、窓が二重になることで、外窓と内窓の間に空気層ができ、熱や音の伝わりを抑える効果が期待できます。

二重窓(内窓)でなぜ防音できる?

二重窓の防音効果には、主に「空気層」と「気密性」が関係しています。

窓が一枚の場合、屋外からの音は窓ガラスやサッシを通じて室内へ伝わります。そこにもう一枚窓を設置すると、外窓と内窓の間に空気層が生まれ、音がそのまま室内へ伝わりにくくなります。

また、窓を二重にすることで気密性が高まり、窓の隙間から音が入ってくるのを抑えることにもつながります。

YKK APによると、内窓の設置によって外からの音を15dB軽減できるというデータが示されています。人間の耳は、10dB下がると音が半分程度になったように感じられるとされているため、大きな違いが感じられると言えるでしょう。

※参考:YKK AP「窓リフォームで窓からの騒音が半分に?防音・遮音対策」

二重窓(内窓)の防音効果が期待できる音・期待しにくい音

二重窓は、窓から室内に入ってくる音や、室内から外へ漏れる音を軽減する効果が期待できます。特に、窓の隙間から伝わる音や、屋外から聞こえる生活音・交通音などの対策に有効です。

一方で、すべての音を遮断できるわけではありません。音の高さや大きさ、建物の構造などによっては、期待する防音効果を得られない場合もあります。

期待できる音 期待しにくい音
車やバイクの走行音 大型車などによる強い低音・振動
電車の走行音や踏切の音 地面や建物を伝わる振動音
話し声や子どもの声 大音量の音楽や重低音
犬の鳴き声や近隣の生活音 壁・床・天井などを通じて伝わる音
雨音や風の音 窓以外の隙間や換気口などから入る音

二重窓は、低い音を遮音しにくい傾向があり、特に重低音や振動を伴う音は、窓を二重にしても十分に軽減できないことがあります。また、窓の防音性能を高めても、壁や換気口、玄関ドアなど別の場所から音が伝わってくるケースも考えられます。

騒音対策を目的に二重窓を設置する際は、どこから、どのような音が入ってきているのかを事前に確認することが大切です。

二重窓(内窓)の防音以外にも期待できるさまざまなメリット

二重窓のメリットは、防音だけではありません。他にも以下のようなさまざまな効果が期待できます。

①断熱性能の向上

二重窓にすることで、既存の窓と内窓の間に空気層ができ、外気の影響を受けにくくなります。そのため、冬は室内の暖かい空気が外へ逃げるのを抑え、夏は外の暑さが室内へ伝わりにくくする効果が期待できます。

特に窓は、家の中でも熱の出入りが大きくなりやすい場所です。「暖房をつけても窓際が寒い」「夏は窓の近くが暑い」といった場合には、窓の断熱性を高めることで年中快適な住まいづくりにつながります。

施工事例内窓の設置

BEFORE施工前

窓断熱をする前の窓の表面温度は14.0℃

窓断熱をする前の窓の表面温度は14.0℃

AFTER施工後

内窓を設置後は16.4℃となり、+2.4℃まで改善

内窓を設置後は16.4℃となり、+2.4℃まで改善

窓の表面温度が14.0℃16.4℃に改善

②結露の軽減

冬に窓がびっしょり濡れる結露に悩んでいる方にも、二重窓は効果的です。内窓を設置することで室内側の窓が外気の影響を受けにくくなるため、結露の軽減が期待できます。

ただし、結露は室内の温度・湿度や換気など、さまざまな条件によって発生するため、二重窓にしたからといって必ず結露がなくなるわけではありません。もしも、ご自宅の結露が室内の温度が原因で発生している場合は、二重窓を設置することが有効となります。

③防犯性の向上

窓が一枚から二枚になることで、侵入までに必要な手間が増えるため、防犯面でもメリットが期待できます。より防犯性を高めたい場合は、防犯ガラスを使用した窓を設置したり、補助錠を設置したりすることをおすすめします。

目的別!二重窓(内窓)の選び方のポイント

二重窓は、ガラスの種類や性能によって、防音・断熱などの効果が異なります。設置後に「期待していた効果が得られなかった」と後悔しないためにも、改善したい悩みや設置場所に合わせて選ぶことが大切です。

①防音を重視する場合

外からの騒音を軽減したい場合は、ガラスの種類だけではなく、窓全体の遮音性能や気密性にも注目することが重要です。例えば、特殊な中間膜を挟んだ「防音合わせガラス」は、音の振動を抑える効果が期待できるため、車の走行音や近隣の話し声などの騒音対策に適しています。

また、設置する際には、既存の窓と内窓の間に十分な空気層を確保することや、窓枠の隙間を抑えることも、防音性能を確保するうえで重要なポイントとなります。

②断熱・遮熱性能にもこだわりたい場合

冬の寒さや夏の暑さも改善したい場合は、断熱・遮熱性能にも注目して選ぶことをおすすめします。

断熱性能を重視するなら、「Low-E複層ガラス」などの熱の出入りを抑える性能を備えたガラスが効果的です。窓から逃げる熱を抑えることで、冬の室温低下を軽減し、冷暖房効率の改善が期待できます。

一方、夏の日差しによる室温上昇が気になる場合は、日射熱を遮りやすい「遮熱タイプのLow-E複層ガラス」が適しています。冬の日差しを室内に取り込みたい場合は、「断熱タイプ」も検討することをおすすめします。

防音と断熱の両方を重視する場合は、ガラスの種類によって得意な性能が異なることを踏まえ、防音性能と断熱性能をそれぞれ確認して選ぶことが大切です。

③結露対策を重視する場合

冬場の窓の結露が気になる場合は、断熱性能の高いガラスやサッシを選ぶことがポイントです。室内外の温度差が原因で結露が発生している場合は、断熱性能を高めることで結露の改善が期待できます。

二重窓を選ぶ際は、断熱性能の高い「Low-E複層ガラス」や「樹脂製サッシ」などがおすすめです。

④費用や設置場所・使い勝手を考慮する場合

二重窓を選ぶ際は、設置費用や日常的な使いやすさも考慮することが重要です。

内窓の設置費用は、窓の大きさやガラスの種類、設置する箇所数などによって異なります。高性能なガラスを選ぶほど費用が高くなるため、予算と改善したい悩みを踏まえて、優先する性能を決めることが大切です。補助金の対象となる製品や工事であれば、費用負担を軽減できる可能性もあります。

また、内窓を取り付けるには、既存の窓枠に十分な奥行きが必要です。奥行きが足りない場合は、ふかし枠などの追加部材が必要になることがあります。そのほか、窓を二重にすることで開閉や掃除の手間が増える点や、カーテンレールと干渉する可能性にも注意が必要です。

設置前に窓枠の寸法や使用状況を確認し、求める性能・費用・使い勝手のバランスが取れた製品を選ぶことで、後悔のない二重窓リフォームが実現できます。

メーカーは何を基準に選ぶ?

二重窓は、YKK AP・LIXIL・三協アルミなど、複数のメーカーから販売されています。メーカーによって選べるガラスやカラー、窓の種類、対応できるサイズなどが異なるため、メーカー名だけで決めるのではなく、自宅の窓に設置できるか、目的に合った仕様が選べるかを確認することが大切です。

メーカー名 代表製品 特徴
YKK AP ウチリモ 枠が薄く、設置スペースを確保しやすい
LIXIL インプラス 施工性に優れ、比較的リーズナブル
三協アルミ プラメイクEⅡ 断熱・防音・結露対策に対応
大信工業 内窓プラスト 気密性・防音性に優れている

二重窓(内窓)の設置方法

二重窓を設置するには、自分で取り付けるDIYと専門業者に依頼する方法があります。

DIYで二重窓(内窓)を取り付けることはできる?

市販の簡易内窓キットなどを使用すれば、DIYで二重窓を取り付けられる場合があります。既存の窓枠にレールやフレームを取り付け、樹脂製のパネルなどをはめ込む方法が一般的です。

DIYのメリットは、費用を抑えやすく、自分の都合に合わせて施工できることです。工具をあまり使わずに設置できる製品もあるため、手軽に窓の防音・断熱対策を始めたい方に向いています。

ただし、簡易的な内窓は、一般的なリフォーム用内窓と比べて気密性や遮音性能が劣る場合があります。窓枠に隙間が生じると、音や熱が伝わりやすくなるため、本格的な防音・断熱効果を求める場合は、製品の性能を確認したうえで選ぶことが大切です。

また、窓のサイズや形状によっては取り付けが難しい場合もあります。DIYに慣れていない方や設置に不安がある方は、専門業者へ依頼することをおすすめします。

専門業者に依頼するメリット

防音性や断熱性をしっかり確保したい場合は、専門業者に内窓の設置を依頼するのが確実です。専門業者は、既存の窓枠の寸法や設置スペース、窓の形状などを確認したうえで、住まいの状況や希望する効果に合った製品を提案してくれます。

また、適切な採寸と施工によって窓枠との隙間を抑え、内窓の性能を最大限発揮できる状態に仕上げられる点も大きなメリットです。「失敗したくない」「せっかく内窓を取り付けるなら効果が感じられるようにしたい」という方は、専門業者に相談することをおすすめします。

ひまわり断熱の「窓断熱プラン」

窓断熱プラン

当社では、人気メーカーを中心にさまざまな窓・サッシに対応し、住宅の状態やお客様のご要望に合わせて、最適な窓リフォームをご提案しています。設置費用は、窓の大きさや種類を問わず「1か所11,000円」という明快な料金体系となっております。

現地調査の際に、サーモカメラを用いた断熱診断と補助金を活用した場合の実質負担額のシミュレーションを無料で行っておりますので、窓断熱をご検討されておりましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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二重窓(内窓)の設置費用相場について

二重窓の費用は、窓の大きさやガラスの種類、設置する枚数、施工条件などによって変動します。一般的には1窓あたり約10〜20万円程度が一つの目安となりますが、国や地方自治体が出している窓断熱リフォームに関する補助金を活用することで、自己負担額を大きく軽減できる可能性があります。

施工箇所数 費用相場 補助金を活用した場合の費用相場 工期目安
1~2か所 約10~20万円 約5~15万円 半日~1日
3~5か所 約20~40万円 約10~30万円 1日
6~8か所 約35~60万円 約18~45万円 1~2日
9~12か所 約50~80万円 約25~60万円 1~2日
13か所~ 約70万円~ 約35万円~ 2日~

※補助額は条件や利用できる制度によって異なります。お客様の条件をご確認したうえで実質負担額のシミュレーションも可能ですので、詳細な費用を知りたい方は当社までお問い合わせください。

賃貸でも二重窓(内窓)にできる?

賃貸住宅でも、二重窓を設置して防音性や断熱性を改善することは可能です。ただし、一般的な内窓リフォームでは既存の窓枠に部材を固定する必要があるため、管理会社や大家さんへの事前確認が欠かせません。

賃貸住宅で二重窓を設置する場合は、主に次の2つの方法があります。

①原状回復できる簡易内窓を設置する

退去時に元の状態へ戻せるように、既存の窓枠に大きな加工を加えずに設置できる簡易内窓を使用する方法です。市販の簡易内窓キットや、突っ張り式の製品など大がかりな工事をせずに設置できる製品もあり、賃貸住宅で手軽に防音・断熱対策を始めたい方に向いています。

ただし、製品によって気密性や防音・断熱性能は異なります。特に、車の走行音や近隣の話し声などをしっかり軽減したい場合は、一般的なリフォーム用内窓と同等の効果が得られるとは限らない点に注意する必要があります。

②管理会社や大家さんに相談して内窓を設置する

本格的な防音・断熱対策を希望する場合は、管理会社や大家さんに相談し、許可を得たうえでリフォーム用の内窓を設置する方法がおすすめです。許可を得ずに施工すると、退去時に撤去や原状回復を求められる可能性があるため、必ず事前に確認してください。

また、賃貸住宅の窓は建物の所有者が管理する設備であることが多いため、設置の可否だけでなく、費用負担や退去時の取り扱いについても確認しておくと安心です。

まとめ

以上、二重窓(内窓)の防音効果をはじめ、断熱・結露防止などのメリットや、設置費用相場、選び方などについてご紹介しました。

二重窓は、既存の窓の内側にもう一枚窓を設置することで、窓から伝わる音を軽減し、室内の熱が逃げるのを抑える効果が期待できます。ただし、効果はガラスの種類や窓の気密性、音の種類などによって異なるため、改善したい悩みに合わせて製品を選ぶことが大切です。

また、二重窓の性能を十分に発揮するには、適切な採寸や施工も重要になります。DIYでの設置が難しい場合や、防音・断熱効果をしっかり得たい場合は、専門業者へ依頼することをおすすめします。

二重窓(内窓)を設置するなら「ひまわり断熱」へ

サーモカメラによる住宅診断の様子

ひまわり断熱では、窓の大きさや種類を問わず、設置費用を1か所11,000円に設定しています。さらに、補助金申請サポートにも対応し、利用できる制度のご提案から手続きまで丸ごとお任せいただけます。
現地調査やサーモカメラを用いた断熱診断、補助金を活用した際の実質負担額のシミュレーションは無料で行っておりますので、二重窓(内窓)を設置するか悩まれている方も、どうぞお気軽に当社までご相談ください。

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